SSブログ
スポンサーリンク



美肌の大敵「ニキビ」の正しい対処法!PART2 [美容]

 ある日、顔にできた小さな吹き出物!  これってニキビ? 
この「吹き出物」は、誰でもが知っている身近な皮ふ病ですが、顔にできることが多いため、それを気にする人もたくさん見られます。
皆さんも、この(吹き出物」・「ニキビ」ができて、「鏡」とにらめっこしたという経験はありませんか。
一体何なの~!? なんて困ってしまった経験はありませんか?
実は顔にできる「吹き出物」は、数十種類もあることがわかっています。
私たちの気持ちに大きな影響を与え、生活の質まで低下させる「ニキビ」ですが、できるだけ早くから適切な処置をすれば退治することができます。

 今回はその中でも、顔にできる「吹き出物」の代表選手、「ニキビ」によく似ているものを取り上げてみました。
安易にニキビと断定してしまい、間違った治療法を行うことで、顔中に広がってしまったり、かえって治りにくくなってしまったり、あるいは激痛に襲われたり……。
顔に限らず、夏は肌を露出する機会が増えるのでお困りの方も増える季節です。
自分の体にできた「吹き出物」をよく観察することで、解決の糸口もきっと見つかるはずです。
対処法や見分け方を知ることで、正しい判断を行っていただきたいと思います。
今回は、この「偽ニキビ」について対処法を考えていくことにします。

 2 「偽ニキビ」の症状と対処法について
 ところが、“ニキビ”と思っていた症状が、まったく異なる「偽ニキビ」の場合について、見ていく事にします。
今までよかれと思ってやっていたニキビ対策で、眠れないほどの激痛やボツボツが大増殖するなど、重篤な症状に襲われてしまうことも!
普通のニキビのようで実際は異なる3つの偽ニキビのメカニズムや正しい対処法などをお伝えしていきます。


 2-1「扁平疣贅(俗称:扁平イボ)」について
 扁平イボは皮膚にできる小さい突起物のことを呼びます。
いろいろな種類がありますが、大きくはウイルス性疣贅(ゆうぜい)と老人性疣贅をイボと呼ぶことが一般的です。
 
  2-1-1 ウイルス性疣贅(ゆうぜい)

    顔中にニキビが大増殖! 原因は「保湿」!?
 若い頃からニキビができやすかったAさん。
ある日、ニキビを治そうと保湿クリームを塗ったところ、かえってニキビが増えてしまいました。
その後さまざまな対策をしたものの、頬全体にブツブツが広がってしまいました。
 今まで、塗り薬でニキビを治していたBさん。
ある日、どうしてもニキビが治らないため、殺菌効果の高い石鹸で洗顔したり、保湿パックを行ったりしたところ、ブツブツが広がり続け、しまいには肌が腫れ上がってしまいました。
 2人のニキビが悪化してしまったのは、ニキビではなく「偽ニキビ」だったため。
では、なぜ2人とも症状が悪化したのでしょうか?
 その一つは、「保湿」が原因でした。
 とはいっても、保湿そのものが悪いわけではなく、保湿をする際に偽ニキビに触っていたのが原因だったのです。
じつは、偽ニキビの正体は「扁平イボ」。つまり、触ることでほかの場所にも広がってしまうのです。

イボかどうかは色と形で見分ける! 手洗いが一番の予防法
 イボの原因は、HPV(ヒトパピローマウィルス)と呼ばれるウイルスです。
HPVは、表皮の一番深い部分にまで潜り込み、周囲の細胞に入り込みます。
そうして感染した細胞が肌の表面に現れたものが扁平イボです。
イボの表面には、やはりHPVがいるので、イボに触れた手が別の場所を触ることでどんどん広がりやすいのです。
 HPVが引き起こすイボの正式名は、「扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)」と言い、平べったく盛り上がるのが特徴。
FIGC7 イボ画像
figc7.jpg 

 では、普通のニキビとどう見分ければいいのでしょうか。
そのポイントは、色と形です。
イボは、触わることで広がるため、だ円や線状の形になるのが特徴。
また、ニキビは初めは白く、その後毛穴が炎症によって赤くなりますが、イボの初期は肌の色に近い色で、しだいに茶色くなります。
 イボの治療法のひとつが液体窒素を使った治療です。
超低温の液体窒素でイボを冷やし、皮膚の表面組織を壊死(えし)させ、新しい細胞を再生させます。
繰り返し治療することが必要です。
 HPVは、手から感染する場合が多いので、外から帰ったら必ず手洗いをすることが一番の予防法。
また、家族に扁平イボができたら、タオルなどを共有しないことも大切です。
※子宮けいがんなどの原因となるHPVとは、種類が異なります。

  2-1-2 老人性疣贅    
ウイルスが原因ではないイボ。摩擦などの外的刺激や肌の老化現象として出てきます。
 ①軟性線維種  首や脇の下、胸や鼠径部などのこすれる所に出来る小さな皮膚の隆起性いぼ
 ②老人性疣贅  皮膚の老化現象で出来るイボ。茶色から黒いいろで表面がざらざらする平らに
隆起 します。
 顔頭皮からだあちこちに出来てきます。


2-2 身体ニキビの原因〜「マラセチア毛包炎」 
 2つめの偽ニキビが、背中に大発生するタイプです。
FIGC8 マラセチア毛包炎画像
figc8.jpg

  前から顔のニキビに悩んでいたCさん。
半年前から背中や首にもポツポツができたため病院へ行くと、ニキビと診断されました。
そこでニキビの薬を背中などにも塗っていたところ、かえってポツポツが増えてしまったそうです。
 ニキビの薬を塗ると、ニキビの原因アクネ菌は退治されます。
しかし、このボ ツボツの原因は、アクネ菌とは別の、マラセチア菌という菌。
この菌はニキビの薬では退治できないのです。
じつは、このマラセチア菌が偽ニキビの原因で、正式名を「マラセチア毛包炎」と言います。
マラセチア菌はアクネ菌と同様、毛穴の中にいて皮脂をエサにして増殖します。
そのため、医師でさえも、肉眼だけでは見分けることが難しいと言われています。
 では、どうすればよいかというと、発生する「数」で見分けることができます。
マラセチア毛包炎は、10個ほどが一気にできるのが特徴。
一方、ニキビが一度にできるのは、せいぜい2~3個程度です。
 マラセチア毛包炎の治療法は、「抗真菌薬」を使用しますが、市販薬はないため、病院で薬を処方してもらうことが必要です。
この病気は治りにくいため、根気よい治療や、たとえ症状がよくなっても数か月は薬を塗り続けることが大事です。


2-3 鼻を触ると痛い! ニキビと間違えやすい面疔「めんちょう」
 3つめの偽ニキビは、死ぬかもしれないタイプです。
怖い話ですが、昔は「面疔ができると死ぬ」なんていう話があったそうです。
この危険な偽ニキビは、「めんちょう」と呼ばれ、鼻の頭にできるのが特徴。
※現在では抗生物質が普及しているので死ぬなんてことはありません。
FIGC9 めんちょう画像
figc9.jpg

吹き出物がよくできていたDさんは、鼻の頭にできた偽ニキビが気になり、つい触ったりいじったりしていました。
すると、その1週間後、大きく赤く腫れてしまったそうです。眠れないほどの激痛が続いたため、病院へ行ったところ「めんちょう」と診断されました。
 めんちょうの原因は、黄色ブドウ球菌という細菌です。
なぜ、めんちょうが死を招くのかというと、黄色ブドウ球菌が血管を通って脳にいくことで、脳炎や脳髄炎になるため。
ただ、現在は治療薬が発達したため、死に至ることはほぼありません。
 ニキビとめんちょうの見分け方のポイントは「痛み」の度合いです。
小さいポツポツでも触っただけで痛い場合は、めんちょうと考えられます。
 めんちょうの薬は市販薬で販売されているので、効果・効能欄に「めんちょう」と明記されたものを選んでください。
めんちょうは体力が落ちると悪化するので、規則正しい生活を心がけることも大切です。
※薬の成分によっては、かぶれなどが起きる場合があるため、注意してください。


         3つの偽ニキビのメカニズムや正しい対処法のまとめ


偽ニキビ①「扁平疣贅について
ニキビと間違えやすい「扁平疣贅」は、HPV(ヒトパピローマウィルス)と呼ばれるウイルスが原因で起こるイボです。
HPVは表面に出てくるため、そこに触れた手がほかの場所を触ることでどんどん広がってしまうのです。
扁平疣贅とニキビは、色と形で見分けることができます。
イボはだ円や線状の形をしており、肌の色に近く、しだいに茶色くなるのが特徴です。
HPVは手から感染しやすいので手洗いが一番の予防法です。また、家族に扁平イボができたら、タオルを共有しないことも大事。
扁平疣贅の治療法は、液体窒素を使い、イボを冷やすことで皮膚の表面組織を壊死(えし)させ、新しい細胞を再生させる治療が行われています。
治療が遅れると、1回では治らないことが多く、何回か治療を行うことが必要です。

偽ニキビ②「マラセチア毛包炎」について
「マラセチア毛包炎」は、首から背中にかけてニキビのようなポツポツができる病気です。
マラセチア菌は、ニキビの原因菌であるアクネ菌と同じ毛穴の中にいて、同じように皮脂をエサにしているので、見た目もそっくりです。
マラセチア毛包炎の特徴は、ニキビが一度に2~3個できるのに対し、一気に10個ほどできること。
マラセチア毛包炎は、「抗真菌薬」を使って治療しますが、市販薬はないため、病院で薬を処方してもらうことが必要です。
この病気は治りにくいため、根気よく治療を続けることと、たとえ症状がよくなっても数か月は薬を塗り続けることが大事です。

偽ニキビ③面疔「めんちょう」について
鼻の頭にできるニキビのようなデキモノを「めんちょう」と言い、昔は死に至ることもあったという危険な病気でした。
めんちょうの原因は、黄色ブドウ球菌という細菌。この菌が脳へいくことで脳炎や脳髄炎を招き、死に至るとされています。
ただ、現在は治療薬が発達したため、死ぬことはほとんどありません。
ニキビとの見分け方は、小さいポツポツでも触っただけで痛い場合は、めんちょうと考えられます。
めんちょうは市販薬で治療できますので、効果・効能欄に「めんちょう」と書かれているものを選んでください。
また、体力が落ちると悪化するので、規則正しい生活を心がけることも大切です。

関連リンク先
1 2

nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0


スポンサーリンク



この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。