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大病のオンパレード・・妻は大丈夫か!・・・④病名は劇症肝炎!! [病気・健康に係る出来事]

小康状態がしばらく続きました。
この間の集中治療室への出入りは直接の関係者以外は禁止されていましたが、何故か、何度となく妻の友人が病室に来ておられました。
妻の友人も、病室への出入りを許可されていたようです。
私が部屋に入ると会釈をされていたのを思い出します。
え!!なんで?と思ったことがたびたび!・・・
後日、その友人から聞いた話では、「今お会いしておかないと後で、後悔しても!」と仰っていました。

2002年1月20日過ぎの事だったと思います。
集中治療室の先生が、治療効果が思わしくないのを察してか、最悪のことを想定して言葉を言われるようになってきました。
先生からは直接に、劇症肝炎だとは言われなくても、私自身「妻に、とんでも無いことが起こっていると」・・うすうす感じていました。
私は、もうこれ以上、絶望的なことは聞きたくなかったのかもしれません。
やがて血漿交換する時に、検査技師から、ふと「劇症肝炎」という言葉が漏れました。
ああ・・やっぱりか! この時初めて絶望的になったのを覚えています。
劇症肝炎にかかると、100%死ぬといわれていたからです。・・・
肝炎2.gif
    肝炎のなかで劇症肝炎とは
 
 集中治療室の先生が言われた事は、次のようなことでした。
 ここ集中治療室での治療が駄目だったら、この病院では手の施し様がないこと。  生体肝移植だけが残された唯一の方法で有ること。 更に、先生は何か気の毒そうな口ぶりで次のように言われました。 「奥様の場合は悪性のリンパ腫の前歴があり、悪性リンパ腫は、治療法として免疫力を高め なければなりません。 が、・・・肝臓移植したら、今度は免疫機能を弱める必要があります。 その為に免疫抑制剤を飲むことになり、悪性リンパ腫の時と治療法が相反するわけです。 従って移植する場合は、少しでも条件を良くする必要があります。 その為に、肝臓を提供するドナーは、同じ血液型のO型が必要条件であること!  この病院では肝移植は行っていない為、、移植を受け入れてくれる病院を探し、 その病院のの倫理委員会で承認許可が必要です。 ・・・しかもドナーになる人は本人のみならず、そのドナーの配偶者の同意書が なければなりません。・・・時間が?」
と長々と言われました。

  参考:一緒に考えて見よう! 人は何故免疫力アップが必要か?

 要点をまとめて見ると、妻のの場合は移植をあきらめて、死を待つしかありませんと言われているようなものでした。
妻と約束したこともあり、なんとしても助けなくては!
 とにかく移植を希望する旨を先生にお伝えして、病院を後にしました。
肝臓移植.jpg
   生体肝移植とは 翌日から、同じ血液型という条件でドナーを探すことにしました。
、私の同居家族の中では、妻のO型以外は、私も子供たちも全員A型なので 適合するものがいません。
義父にお願いして、兄弟に当たってもらうことにしました。
幸いにも妻の弟がO型という事で快くドナーになることを承諾してくれました。
ところが、本人は承諾していただけたのにもかかわらず、その家族となると・・・、万が一のことを想定されて、すぐにはOKとはいきません。
妻の弟は、すぐ京大病院へ検査の為、行ってくれたようですが
後から聞くと脂肪肝で移植には適していなかったとの事。
それよりも倫理委員会では家族の同意が重要視されるのです。
同意書がないと許可されません。
妻の病状は一向に改善が見られない。それ以上良くも悪くもならない 小康状態を保っていました。

  関連リンク先      1   2   3   4   5   6   7   8

① 悪性リンパ腫と診断されるまで 
② 病名を告げられる 悪性リンパ腫と
③ 悪性リンパ腫の治療を終えて退院 やがて劇症肝炎に
④ 病名は劇症肝炎!!
⑤ 劇症肝炎が命取りに!救う方法は肝移植 不思議・・息子の血液型がA型からO型に?
⑥ 生体肝移植へ! 日本発の症例で 疑問視する人も? 
⑦ 手術が終わって やがてリハビリへ!! 意を決して退職!!
⑧ 大腸癌発症、手術

 


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