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「こむら返り」に潜む危険な病PART1 [病気・健康に係る出来事]

1 「こむら返り」に潜む危険な病とは!? 
多くの方が一度は、あの痛い「こむら返り」を経験したことがある筈です。
そもそもこの「こむら返り」は、どうして起こるのでしょうか?
このブログのPART1では、一般的な「こむら返り」の原因と予防法、それに起こった時の対処法等をご紹介します。
PART2 では重篤な病が潜んでいる可能性がある就寝中に起こる「こむら返り」について紹介したいと思います。

 1-1 「こむら返りとは」?

「 こむら返り」とは、ふくらはぎなどの筋肉が急激に収縮したことで一時的な痙攣状態になり、激しい痛みを伴う症状を指します。
EFIG1 「こむら返り」の原因は?
efig1.jpg
「こむら」はふくらはぎの古い呼び名で、まるでふくらはぎがひっくり返ったように痛むことから「こむら返り」と呼ばれるようになりました。
現在は「こむら」という呼び方は廃れ、「こむら返り」という言葉だけが残ったというわけです。

1-2 「こむら返り」はいつ起こる?

「こむら返り」は、スポーツや日常生活(普通の歩行・家事など)の最中に起こるパターンと就寝中に起こるパターンのふたつに大きく分けられます。
前者の場合は基本的に一過性のもので、筋肉の痙攣がおさまってしまえばそれで終わりということがほとんどです。
EFIG2  こむら返り
efig2.jpg

しかし、後者の場合はいったん起こるとその後何回も繰り返しやすくなるので注意しましょう。
又後者の場合には、重篤な病が潜んでいる可能性が有るので、注意しましょう!足切断なんて事も!・・・次回PART2で詳しく説明します。
EFIG3
efig3.jpg


2 「こむら返り」の原因

2-1 日常生活や運動中などに起こった場合
わたしたちが筋肉を動かすとき、脳からの指令が運度神経を通って各筋肉に伝えられます。
ところが、体の1ヶ所に急激に力を加えた場合や強い疲労がたまった場合などに神経の伝達ミスが起こって筋肉がけいれんし、「こむら返り」を引き起こすことがあります。
また、わたしたちの体内にあるマグネシウム・カルシウムなどのミネラル分は、神経伝達を助ける働きがあります。
大量に汗をかいてミネラル分をたくさん失った場合も、「こむら返り」が起こりやすくなります。

2-2 就寝中に起こった場合
就寝中はいわば筋肉が完全に弛緩した状態なので、寝返りなどで急に筋肉を動かしたときに「こむら返り」が起こることがあります。
就寝中の「こむら返り」も少しくらいなら問題ありませんが、何度も繰り返す・もしくは最近急に繰り返すようになった場合は注意が必要です。
これらの原因として、まずはストレスが考えられます。
日中に強いストレスを感じると、無意識のうちに体が緊張状態となり血行が悪くなります。
緊張状態が続くと神経伝達のミスが起こりやすくなり、「こむら返り」の原因になるのです。
また、偏った食事などによるミネラル不足が原因となることもあります。
このほか、病気の症状としてこむら返りが起こることがあります。
EFIG4 「こむら返り」の原因
efig4.jpg

3 「こむら返り」になりやすい人とは?
・妊婦…大きくなったお腹に血管が圧迫されて血流が悪化し、かつおなかの赤ちゃんにミネラルを取ら
れるため
・高齢者…加齢により筋肉が衰え、姿勢が悪くなり血流が悪化するため
・運動不足の人…筋肉が衰え、血中に乳酸等の疲労物質がたまりやすくなる
(=すぐにミネラル不足になる)ため
・食生活が偏っている人…ミネラル不足・高コレステロール食品による血流悪化など

4 足がつる・「こむら返り」を予防するために

「 こむら返り」を100%予防することはなかなかできませんが、普段のちょっとした心がけである程度予防することは可能です。
毎日の食事の内容や何気ない動作、運動前後・リラックスタイムの軽いストレッチなどで、上手に「こむら返り」を防ぎましょう。

4-1 「こむら返り」予防のために摂りたい栄養素神経伝達を助けるカルシウム・マグネシウムなどのミネラルを積極的に摂りましょう。
特に、赤ちゃんにミネラルを取られる妊婦さん・ミネラル不足になりやすい運動不足の方などは、意識して摂ることが大切です。
特定の食材ばかりをたくさん食べるのではなく、いろいろな種類の食材を少しずつ食べることが大切です。

4-2 「こむら返り」予防に有効なストレッチ
その① 
おもに運動の前後や外出先などでするのにおすすめです。
かかとがつかないくらいの段差があれば、道具は要りません!

まず段差の上に立ち、両方のかかとだけを少し出します。(くれぐれも落ちないように!)
その状態で少しずつかかとを下げるようにふくらはぎを伸ばし、10秒キープします。

その② 
ある程度の長さ(足の裏~ひざまでの長さの2倍以上)があるタオルや柔らかめの紐などがあれば、お部屋の中やベッドの上でもできます。
じゅうぶん体が温まったリラックスタイムや就寝前などに試してみましょう。

両足を前に伸ばして座ります。
細長くねじったタオルや紐などを土踏まずのあたりにひっかけ、
両端を持って手前にゆっくり引っ張ります。
ふくらはぎの筋肉がしっかり伸ばされたのを確認して、10秒キープします。

4-3 体を冷やさないことも大切
体が冷えていると血行が悪くなり、「こむら返り」が起こりやすくなります。
寒い時期はもちろん、
冷房がガンガンにきいた室内で過ごすことが多い真夏も体が冷えやすくなります。
とくに女性にとって、冷えはこむら返りのほかにもいろいろな体の不調のもとになります。
普段から過度の薄着・冷たい飲み物の摂りすぎなどに注意し、オフィスなどではストール・カーディガンなどでこまめに体温調節するようにしましょう

5 足がつる「こむら返り」になったときの対処法・治し方

突然ピィィン!と足がつるこむら返り、すぐにでも治したいですよね。
つった部分をほぐそうとして無理やりマッサージしようとする人がいますが、これはNG!誤った処置は、かえって症状を悪化させてしまう恐れがあります!
正しい応急処置の手順を知っておけば、自分や周囲の人がこむら返りになっても慌てず対処することができますよ。

5-1 「こむら返り」の応急処置 ①自分ひとりで対処する場合
まず、壁や柱などに向かって脚を伸ばして座ります。
症状があるほうの足の裏を壁に押し付け、膝を上から押さえてゆっくりふくらはぎを伸ばします。
このとき、かかと部分がグッと押し付けられる状態までしっかりふくらはぎを伸ばすのがポイントです。
すると少しずつ痛みが治まってくるので、その状態のまましばらく安静にします。
もし伸ばす力をゆるめたときに痛みが出る場合は、
もう一度伸ばして痛みが完全になくなるまで安静にします。
5-2 「こむら返り」の応急処置 ②他人に処置を施す場合
まず、脚を伸ばした状態で仰向けに寝てもらいます。
症状があるほうの脚をゆっくり持ち上げ、相手の足の裏を自分のお腹で押すようなイメージで体にあてがいます。
このとき、片手を軽く相手の膝に置いて膝が曲がらないようにしましょう。
相手の足の裏にお腹を当てた箇所に、少しずつ体重をかけていきます。
(相手のほうにつま先を向けるイメージで)
痛みがなくなったら、しばらくその体勢を保ちましょう。
もし体勢を変えて痛みが戻るようなら、完全に痛みがおさまるまで相手の足の裏に体重をかけましょう。

5-3 痛みが引かない場合は、病院に相談を

応急処置をしてもなかなか痛みが引かない場合は、早めに整形外科などで相談しましょう。
症状を放置すると、あとあとまで影響が残る恐れがあります。


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タグ:こむら返り
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