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安心してください!「爆買いですよ」」 [種々雑感]

 2015年も残すところ1月余りとなりました。
この時期恒例となった今年の流行語大賞のノミネートを見てみると、「安心して下さい、穿いてますよ」のお笑いや、「一億総活躍社会」といった政治関連の言葉が多い中、「インバウンド」「爆買い」のキーワードが目に止まります。
そして「爆買い」(トリプルスリー」が流行語大賞に選ばれました!
昨今、中国の旧正月である春節や、建国記念日にあたる国慶節といった中国の大型連休の時期になると「爆買い」のニュースが、日本のあちこちで報道されています。
今年はことのほか多かった様な気がします。
中国からはもちろん、韓国や台湾、香港、タイなど、アジア圏を中心に外国人観光客は年々増加傾向にあり、年間を通じて恒常的に来日して来てくれています。
そんな外国人観光客を観察していると・・・歴史は繰り返すというか、一昔前の日本人の「農協ツアー」なる報道がなされた記憶を思い出されるの人も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
BG1 爆買い 外国人観光客
bg1.png
 

           海外での爆買い元祖は日本人ですよ!
 世界のどこへ行っても中国の猛威を見聞する昨今ですが、日本ではこの春慶節に彼らの「爆買い」が連日ニュースになりましたよね。
まあ、私に言わせれば、あんなのはまだまだ驚くに値しません!
何故なら、もっと昔から超ド級の爆買いを我と我が目で見てきたのですから。
その元祖ともいうべき存在・・・パリのルイ・ヴィトンショップに整列そして入場制限を導入させたのは、そう、ご想像の通り日本人です(笑)。
今でこそ年間1700万人を超える日本人が海外旅行に出かけますが、自由化されたのは東京オリンピックの行われた年の、1964年のことでした。
当時は1ドル360円の固定相場制で、海外旅行など庶民には超高嶺の花だった記憶が残っています。
それが1971年に変動相場制になり、ジャンボジェットや団体パッケージツアーが登場してきて一気に身近なものとなりました。
とはいえ、それで海外旅行者数が爆発的に増えたわけではないのです。
 その頃のハワイツアー代金は、サラリーマンの平均月収 の約6倍で、さすがに「気軽」にとはいきませんでした。
しかし高度成長が波に乗るにつけ、社内行事や報奨旅行、商店街のイベントや抽選の景品などのインセンティブとして、しだいに「海外旅行」が目玉商品になっていきました。
そしてその流れに素早く対応し、組織的・継続的・全国的に海外旅行を仕切ったのが、そうあの農協でした!
いってみれば日本の団体旅行の先駆けは農協ツアーなんですね。!
そしてその後に続いたのが、生保会社や観光会社等による営業マン・ウーマンを中心とした「報奨旅行ツアー」だったわけです!

            豪快そのものの日本人団体ツアー
いや~、農家のみなさんは本当にスゴかったですね!
1回の海外旅行で200~300万円も持って行く人がザラにいました。
1ドル300円時代の200~300万円です・・・現在に換算すると・・・そりゃもう信じられない金額です。
しかも現金で。
フロントに設置されていたセーフティボックスなんか、お金が入り切らなくて大変だったようです。
もっとすごいのは、そのお金を旅先でお土産買いに全部使い切っちゃうんですね。
豪快そのものです!
人気があったのは洋酒や洋モク、香水といった海外免税商品ですが、私が鮮明に覚えているのは宝石やスイスの時計などの宝飾品の類いです。
ブランド品ももちろんありましたが、まだそれほど浸透していなかったため、高級品と言えば宝石でした。
お店で宝石がズラリと並んだディスプレイプレートをざっと見て「これとこれとこれ」。
「どれですか?」と聞くと、その中の一つじゃなくて「プレートごと」なんですねえ! お店の人は仰天でした。
ショーケースの中が空になるくらい買い込んで、お隣さんや親類縁者や顧客にお土産として気前よくバンバン配っちゃう。
するともらった方は「今度は私たちが・・・」と、勇んで次のツアーに参加するという、今日では信じられないような好循環経済だったんです(笑)。

            歴史は繰り返す、でも・・

農協ツアーだけではありません。
私が実際に遭遇しただけでも、シャンゼリゼに行けば、帽子を被ってカメラとJALパックのバッグをクロスがけにし、通りに寝転がってカフェでくつろぐカップル!
エトワール凱旋門を激写している連中!
ホテルの客室に入ればベッドは寝心地が悪いからと、マットレスを降ろして床で寝てしまう。
しかも二人じゃ寂しいとみんなを呼んできて夜通し酒盛りし、そして朝が早いから5時頃から起きて廊下をウロウロする!
ただし怖いから外へは出て行けないと、もう、当時の日本人団体ツアーは修学旅行みたいなものだったのです!
 いやーいい時代だったのですね?
そんなエピソードを聞くと、現代の中国人旅行者のことを、笑ったり眉をひそめたりするなんてできませんよね。
後光の射す異国への扉が開いた当初は、みんな心も財布も躍りまくりで、そんなものなんで、歴史は繰り返すのです(笑)。

 一方、似ているようでいて両者には決定的な違いもあります。
日本は経済成長で中央と地方がともにボトムアップしながら1億総中流意識が敷衍しました。
が、中国ではその人口数と広大な国土のため、地方や農民にはそんな恩恵は行き渡らずまだまだ貧しいままです。
いくらヴィザが解禁されたとはいえ、海外旅行ができるのは富裕層で教育レベルも高い人たちや経済成金族らの都市部中心の人たちです。
また労働環境や公害などの社会問題をひとつずつ乗り越えてきた日本に対し、中国はあまりに成長が急激なため、あらゆる問題が一気に押し寄せてきています。
また大量の情報が一瞬にして通り過ぎて行くのも、かつての日本にはなかった現象でしょう!
海外旅行もあっという間に個人化し、最初は団体でも2度目は個人で、しかも気に入ったら毎月来るという人が増えているのも、情報化社会がもたらした結果かもしれません。
  
       日本人の「旅行」の将来は?
  中国人に日本ファンが多い理由は、街がきれいで、一晩中明るくてお店がいっぱいあって、何でも安心して買えて、魅力的な物にあふれている。
そしてサービスを含めて全てが上質!
彼らにはない世界がここにあるからに他なりません。
半信半疑で来た人たちが初めて日本のスゴさを体感したことが、日本ブームのきっかけなんですね。
日本は、悲しいかな、そういう時代は終わってしまいました!
海外旅行が特別なイベントではなくなり、たいていのことは「知っている」。
多くの人に海外旅行に対する目新しさもなくなってしまいました。
だから今目立って売れているのは、何百万円もするような豪華ツアーなんですね!。
生きている間に、これまで見たことがないもの、行ったことのないところを知りたいと、お金に糸目をかけずに出かけて行く人達がいるからです。
そのほとんどは日本の高度成長を支えた人たちであり、知的好奇心が高く海外旅行にまだ強い憧れを持ち続け、そして生活に余裕がある富裕層です。

さて、もっと実態にあわせた中国の諸事情を掘り下げて見て行くことにしましょう!

   中国人観光客はなぜ日本旅行で爆買いできるかを検証してみると! 中国人観光客が日本へどんどんやって来ています。
2014年の訪日外国人は1300万人を突破しました!
その内訳は中国人200万人以上、台湾人200万人以上、韓国人200万人以上です。
その他、香港、タイなども多くなってきています。
アジアの国で半分以上を占めているのが訪日外国人の特徴です。
その中でも1番の伸び率を示しているのが中国人観光客で、2013年と比べると格段に増えています。
その中国人観光客がなぜ爆買いできるのか、その理由を探っていきます。
BG2 中国人が爆買いする「神薬12
bg2.jpg

    中国人観光客が日本で大量に買物できる経済的理由とは?
 中国人観光客は日本に来て景色を見て楽しむだけでなく、買物を楽しんでいます。
最近は日本人はあまり買物しないと言われて不況のイメージが漂っていますが、中国人はそんなのは関係なくどんどん買物しています。
理由はたくさんあるのですが、大きく言うとこの二つです。
 ① 中国の経済成長
沢山の理由の中で1番の理由はこの経済成長です!
中国人の人口は以前から多いのはほとんど変化ありませんし、昔から中国人はたくさんいるんです。
変化したことは経済成長をして収入が上がり、中間層の人たちも海外旅行できるよになり、買物できる
余裕ができたんです。

  ② 円安
経済成長とも関係しているのですが、円安が経済成長よりもさらに短期間で急速に進みました!
1年前からしても大幅に違いますので、中国人は1年前より安く旅行ができ、買物ができるのです!
円安だけでいえば日本とのレートの関係なので、台湾やタイやアメリカやオーストラリアも同じことが言え
ます。
テレビでは米ドルとの関係ばかり報道されますが、円と人民元や円とオーストラリアドルとの関係も
見て い くとすぐにその国の日本での買物事情がわかります!

    中国人が経済的余裕があるからこそおもてなしも活きてくる!
BG3  中国人の“爆買い”が超パワーアップ
bg3.jpg

  中国人が日本で買物する大きな要因を二つ上げましたが、それに付随して関係している要因も三つ上げておきます。
テレビ報道ではこの三つがクローズアップされますが、お金の余裕がないことにはこの三つの理由も関係してきません!

  ① 免税
2014年秋に外国人の免税範囲が改正され、少しでもお得に買物したい外国人が追風を受けています。

  ② 日本製
今まで買いたくても買えなかったmade in Japanを以前より安く買うことができるので、ここぞとばかりに
日本製を中国人が大量購入しています。

  ③ おもてなし
日本人のおもてなしの接客も買うときのポイントですので、百貨店での礼儀正しい接客が中国人を喜ば
し購入につながることもよくあります。
お金があるのでお金以外のことを重視する余裕も生まれきています。

部分引用
http://appleworld.com/apl/concierge/mailnews/1208403.html アップルワールドから

ここもみてね!
   関連リンク先 : 妻の闘病記(悪性リンパ腫、劇症肝炎、生体肝移植、大腸癌)







タグ:爆買い
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